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マンボウくん

 

​月刊ココア共和国 (電子本&紙の本) について

☆​7月号☆ (2023.06.28)

月刊ココア2023年7月号表紙

目次                     

●今月の1行

まちだちづる

​●招待詩
ツチヤタカユキ「早退性理論」
藤野 栞「こぼれそう」
真土もく「忘れた」
滝本政博「M.Sさま」
能美政通
「須賀川特撮アーカイブセンターを見学にいってよかったね」

 

●招待エッセイ

杉本真維子「猫の『八つ当たり』」
多田隈倫太「詩が難しい」

●詩

佐々木貴子「泣かせてください」

●7月号投稿詩人のみなさんへ
秋吉久美子
いがらしみきお

●投稿詩傑作集Ⅰ

柊「春の記憶」
ミムオ「新宿の胸」
中国地方「母の日」
塚本 愛「おかあさん」
秋山創亮「先生」
熊野ミツオ「報告」
田村全子「眠れぬ原因は 存在だ」
三刀月ユキ「ホワイトスリーブス」
澪沢 澪「黙殺警察」
吉岡幸一「バナナ君」
メンデルソン三保「わたしがいない」
赤井紫蘇「エリみたいな」
魚群探知機「傘」
佐倉 潮「ミッドナイト・コール」
多田隈倫太「Ctrl + Z」

●4コマ詩

いがらしみきお「はちのすをとる」
伊藤テル「とらさんは心身ともにとろとろ」
艸ハエル「クサハエル 」
佐々木貴子「徳に」

●投稿詩傑作集Ⅱ

南雲薙「夢のレシピ」
芋幹「空想」
きむさん「おしゃべりシベリッタ」
望田しんじ「法みたい」
青為樂人「かえらない夏とかえったであろう春によせて」
桜井弓月「ぼくは歌が下手だから」
笠原メイ「ラストベルト・キッズ」
高平 九「宇宙のベンチ」
まちだちづる「おねがいします」
七草すずめ「予約するのがこわい」
梦紫凡百「レーシングゲーム」
木崎善夫「まちの声」
詩餅「何処」

●エッセイ

佐々木貴子「ここは」

 

●投稿詩傑作集Ⅲ

川嶋ゆーじ「七つの子」
渋谷縷々子「診察券はお忘れですか?」
茉莉亜・ショートパス「あなたへ」
野ばら「そういうもん」
池戸則子「63回目の誕生日」
にごび「火葬」
物部木絹子「ヒトリジメモウドッカ」
安藤綾子「日が沈む前」
中村有史「なんだか凸凹な春の夢」
麦原アリノス「わたしという王国の滅亡」
みずぬまけいだい「呼吸」
久遠恭子「あなたとキリンとパノラマ屋敷」
眞谷実城「あこがれ」
小林りおか「花を贈る」
くすりはみがき「軟体変形器具」

●投稿詩からの想い

秋亜綺羅

 あきは詩書工房では、2020年4月1日に月刊詩誌「ココア共和国」を創刊号として、フィックス版と紙の本で刊行しました。ゲストや編集同人による詩、エッセイなどを中心に、詩の理論と方法論を追究しています。

 また全国から詩の投稿を募集し、素敵な投稿作品をたくさん掲載していきます。

「ココア共和国」への投稿詩は同時に、2023年12月31日に締め切られる「第4回いがらしみきお賞」「第4回秋吉久美子賞」へ応募されたものとみなされます。20歳未満の方はそれらに加え「第9回YS賞」の3つの賞に応募したことになります。

 詩の投稿はこちらより。→

 「月刊ココア共和国」 電子本の発売は各ネット書店より。275円(税込)。ココア・ショップでもお求めになれます(PDFダウンロード版)。

 紙の本はココア・ショップまたはAmazonで販売しています。

 4月号は3賞受賞特集号となり990円(税込)。

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以下は電子版のみに収録 

●投稿詩佳作集Ⅰ

まつりぺきん「ヒーロー」
小宮正人「地図に無い道」
齋藤こもれび「その赤い生き物」
こひもともひこ「かんじるたんか」
沢井港一「ナッツ色したお姫様のお話」
入間しゅか「歯ぎしり」
フリハタイト「右向き」
弓 リツ「しあわせの水」
竹井紫乙「合唱」
妻咲邦香「惑星」
そらまめ「わたしは何を拾ったのだろう」
英田はるか「ネコノミイカクメイのユメ、再び
ふじよしけい「言葉を売る店」
神崎 翔「手羽先の約束」
露野うた「立夏」
おわん「最後の晩餐」
久保俊彦「余花」
福渡美亜「夜の散歩」
薛沙耶伽「かいぶつ」
宇野月人「オセロ」
日下直哉「月からのコール」
河上 蒼「家畜の朝」
ぺんぎん亭ぺんぎん「腹話術人形の探し人」
こやけまめ「新しい楽園」
黒井けし「窓から」
西川真周

ちょうど悪い夢を見てたところだったんだ

●エッセイ

佐々木貴子「童謡について」

●投稿詩佳作集Ⅱ

北川 聖「鱗粉」
矢代レイ「霞草」
あさとよしや「六四二.五光年」
田中傲岸「ボトルメール」
甘夏これ「さびしいおんなだこと」
みたこ「おかえり」
上原翔子「女王様との逢瀬」
水木なぎ「通学路」
飛鳥ららら「黒子」
星みるる「大切にします」
よるの木木「横断歩道」
桑田 窓「遠い河畔」
彩悠「痛い」
高山京子「わたし 犬」
藤井ひろ「わたしはここにいますよ」
竹津健太郎「席」
道森祐輔「駅前でそいつはBMWに乗った」
岩倉義人「笑顔と霧雨」
夕空しづく「おとなさがしの二車両目」
木戸秋波留紀「パン・ケーキと地の果て」
檸檬「モーニングセレニティー」
橘いずみ「球根」
楸 眞弥「ナイーブな花」
中林 翼「声の波長」
幸田 輝「書かなければ」

●エッセイ

秋亜綺羅

「原稿用紙に映画は写るか」

●投稿詩佳作集Ⅲ

杜 圭一「詩を巡る旅」
瀧 音吉「薄暮の岸辺」
近藤太一「他人の顔」
そとねこ「猫吸いーつ」
石川小傘「ちょうちょうは朝に白湯を」
一色向日葵「届けさせない手紙」
化野道夢「正体」
三波 並「井の中の蛙、大海を知る」
蒼樹ほのお「ピーマンの味」
和本果子「看板」
加藤万結子「豆腐の角」
角 朋美「3、2、1 バンジー!」
内海拓郎「白と黒」
いせいすず「クワガタの思い出」
SAKI  MASUDA「to you.」
千頭和みほ「カルバドス」
酒部 朔「天使にはかかとがない」
琴森 戀「職務質問」
太田原豊「おだやかな時間」
村田活彦「カーテン」
刹那「MNC」
嗣彦つぐみ「電池」
ギルル「自由と不自由」
染谷青吾「背中神経過敏人間」
泊木空「ディアマイラバーズオーバードーズ」
桃ヶ山心一朗「マニックナインティーン」
拾弐月葉太「嵐の前」 

執筆者

☆秋亜綺羅 (あき・あきら)
詩人。1951年生。宮城県在住。
詩集に『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)、『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)、『十二歳の少年は十七歳になった』(思潮社・2021)など。エッセイ集に『言葉で世界を裏返せ! 』(土曜美術社出版販売・2017)。第22回丸山豊記念現代詩賞。

「ココア共和国」主宰。
 

☆佐々木貴子 (ささき・たかこ)

詩人。1970年生。宮城県在住。

2012年「詩とファンタジー」大賞。第26回詩と思想詩人賞。第7回びーぐるの新人。詩集『嘘の天ぷら』(土曜日術者出版販売・2018)にて第30回歴程新鋭賞。「ココア共和国」編集。​


☆秋吉久美子 (あきよし・くみこ)
俳優、歌手、詩人。1954年生。
『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。


☆いがらしみきお
漫画家。1955年生。宮城県在住。
『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』『3歳児くん』『かむろば村へ』『I』など多数。
日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。

☆ツチヤタカユキ
小説家、バックパッカー、落語作家、劇作家、演出家。1988年生。大阪府在住。
2019年度新作落語台本発表落語会(落語協会主催)にて創作落語「最悪結婚式」佳作。
著書に『笑いのカイブツ』(文芸春秋・2017)、『オカンといっしょ』(文芸春秋・2019)など。青春私小説『笑いのカイブツ』は映画化され2023 年公開予定。

☆杉本真維子(すぎもと・まいこ)
詩人。1973 年生。埼玉県在住。
詩集に『袖口の動物』(思潮社・2007)、『裾花』( 思潮社 ・2014)、『皆神山』(思潮社・2023)など。エッセイ集に『三日間の石』(響文社・2020)。
現代詩手帖賞、H 氏賞、高見順賞受賞。

☆多田隈倫太(ただくま・りんた)
2002年生。熊本県在住。

☆藤野 栞(ふじの・しおり)詩人。

2006年生。富山県在住。

第58回岐阜市文芸祭入選。第2回丸山薫「帆・ランプ・鷗」賞優秀賞。第8回YS賞受賞。

☆真土もく(まつち・もく)

詩人。2002年生。長野県在住。

第6回YS賞受賞。

☆滝本政博(たきもと・まさひろ)

詩人。1959年生。愛知県在住。

​第3回秋吉久美子賞受賞。

☆能美政通(のうみ・まさみち)

詩人。1980年生。秋田県在住。

第1回いがらしみきお賞受賞、第1回秋田県短詩型文芸大会詩部門入選。

☆伊藤テル(いとう・てる)

詩人。1987年生。新潟県在住。

第2回いがらしみきお賞受賞、第15回「1ページの絵本」入賞  (古河市文学館主催)。

編集後記

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ココア共和国7月号の発行です。早いもので2023年の上半期が過ぎました。もう7月! 7月の和風月名は文月ですが、その他にも秋初月、愛逢月、女郎花月、穂含月、七夜月と呼ばれるとか。諸説が織り込まれた言の葉に、彦星・織姫を重ね、今日も心を揺らしています。それからアイスココアの入ったグラスも。
 さて。7月号の詩のゲストは、才能が溢れて止まらないツチヤタカユキです。ツチヤがココア共和国に登場したのは2022年4月
号。以降、ココアの先頭陣として走り続けてくれました。とはいえ、ツチヤタカユキが特殊なエンジンそれ自体。皆さま、今後、ツチヤを追い駆けるのであれば振り落とされないように注意してくださいね。ツチヤならたった1行の詩で人を蘇生させることもできるでしょう。少なくともわたしはツチヤの詩にその心意気を感じています。言葉もずっと喜んでいるみたい。
 続いて詩のゲストに藤野栞、真土もく、滝本政博、能美政通。今号もまたそれぞれの持ち味が小気味よく発揮されています。どうぞ堪能してくださいね。そして果敢な試みに、ぜひ拍手を。
 招待エッセイを杉本真維子にお願いしました。筆力と洞察力を備えた、現代詩の最先端をゆく憧れの詩人です。6月4日開催の「日本の詩祭2023」の懇親会では挨拶はほどほどに、詩の話ではなく、ついついノルウェージャンフォレストキャットの話で盛り上がりました。エッセイは愛猫との関係をとおして立ち上がる詩論です。もう一人のエッセイはココアで活躍中の多田隈倫太。詩の難しさを繊細かつ大胆な視点で言及しています。
 4コマ詩にはいがらしみきお、伊藤テル、佐々木貴子。伊藤の4コマ詩にはついにあの「とらさん」が! 艸ハエルが気合の入った4コマ詩の投稿を。
 秋吉久美子といがらしみきおから投稿詩へ短評と「いいね」、齋藤貢からも「絶賛」を選んでいただきました。今号の傑作集には44篇(4コマ詩投稿を含む)、佳作集(電子本のみ所収)に78篇の詩が掲載になりました。特に今号に限ったことではないのですが「出来た」「気付く」という観点で書かれた詩が多かったです。
 また5月号から始まった秋亜綺羅の「投稿詩からの想い」も読み応えがあり、今号も見逃せません。またもやココア共和国の目的がハッキリと。


(佐々木貴子)

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