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マンボウくん

 

​月刊ココア共和国 (電子本&紙の本) について

☆​5月号☆ (2023.04.28)

月刊ココア2023年5月号

目次                     

●今月の1行
草柳世奈

​●招待詩

野村喜和夫「(サラキア飛んでくる……)」
藤野 栞「半端なくらし」
真土もく「どちらですか」
滝本政博「酒を買う夢を見た」
能美政通「将棋を体験にいってよかったね」

 

●招待エッセイ

森崎 葵「眠るときに見る夢が好きである」
木村キリコ「病気とふぁんたじぃ」

●詩

佐々木貴子「てとあ」

●5月号投稿詩人のみなさんへ
秋吉久美子
いがらしみきお

●投稿詩傑作集Ⅰ

高山京子「マノンのように」
ツチヤタカユキ「Broken Textbook」
大里柊平「不器用」
笠原メイ「ステフとジミー」
西川真周「そこは地球じゃないのかもしれない」
草柳世奈「チョコレート」
北川 聖「サーカス小屋」
高平 九「穴」
永井貴志「案内人」
豊田和司「本たちは黙っている」
エキノコックス「花瓶」
二月「大人」
メンデルソン三保「砂漠の傘屋」
木崎善夫「AI秘書・トモエの場合」

●4コマ詩

いがらしみきお「とじこめられている」
伊藤テル「趣味趣向」
まほろばしじみ「シンデレラの実情 ①」
佐々木貴子「恋愛中毒」

●投稿詩傑作集Ⅱ

伽戸ミナ「じごくの空気」
染谷青吾「卒業(三月十五日)」
くれこうへい「ライオン」
井上璃乃「毎日のコツ」
近澤由茉「コトノハの世話」
吉岡幸一「駄菓子屋のキイさん」
小高功太「花粉症の偉人たち」
こえちた「明照満徳の物語」
和本果子「かなしい肉」
水原月「アナログ地図描き師」
齋藤こもれび「伝言メッセージ」
七草すずめ「生き物をうっかり殺してしまう夢」
フリハタイト「わたしの詩」
飛魚「揺れている」
楸 眞弥「羨み、望み。」

●エッセイ

佐々木貴子「うたかた」

 

●投稿詩傑作集Ⅲ

茉莉亜・ショートパス「無口な九官鳥」
河上 蒼「宇宙人はどちら様」
ふじよしけい「スイッチを押すとき」
英田はるか「ネコノミイカクメイのユメ」
酒部 朔「夜明け前と小さな箱」
戸田和樹「孤独」
木倉蓮「換骨奪胎」
夕空しづく「きみの文学」
藍下はる「白昼夢」
長谷川仁音「いない」
佐倉 潮「バビロン」
あさとよしや「渡り鳥、王国へ」
まちだちづる「日々」
佐藤咲生「ライムイエロー」

●投稿詩からの想い

秋亜綺羅

 あきは詩書工房では、2020年4月1日に月刊詩誌「ココア共和国」を創刊号として、フィックス版と紙の本で刊行しました。ゲストや編集同人による詩、エッセイなどを中心に、詩の理論と方法論を追究しています。

 また全国から詩の投稿を募集し、素敵な投稿作品をたくさん掲載していきます。

「ココア共和国」への投稿詩は同時に、2023年12月31日に締め切られる「第4回いがらしみきお賞」「第4回秋吉久美子賞」へ応募されたものとみなされます。20歳未満の方はそれらに加え「第9回YS賞」の3つの賞に応募したことになります。

 詩の投稿はこちらより。→

 「月刊ココア共和国」 電子本の発売は各ネット書店より。275円(税込)。ココア・ショップでもお求めになれます(PDFダウンロード版)。

 紙の本はココア・ショップまたはAmazonで販売しています。

 4月号は3賞受賞特集号となり990円(税込)。

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以下は電子版のみに収録 

●投稿詩佳作集Ⅰ

才木イチロウ「そうとしか出来なかったあの頃」
工藤哲椰「四六時中気になる君へ」
赤井紫蘇「袋ラーメンの日」
シマシマオ「なんで」
柳花「哀しい歌」
加藤雄三「天使」
川嶋ゆーじ「GRADUATION  1986.3」
松風純子「アイスの棒」
ひなた「ヨシコ!」
熊野ミツオ「白い笛」
田中傲岸「隔絶」
紺野 真「春の湊」
オリエンタル納言

「血祭り前夜祭の頂点に立つ女」
渋谷縷々子「ひかりの子」
なとふむら「才を願う」
風 守「わたし一人だけ」
宮城 誠「友だち」
嘉村詩穂「漂流の彼方に」
遠藤健人「更新」
道森祐輔「僕が爪楊枝を買ったので」
オザワシナコ「搾取」
寺下 晃「越境」
佐々木月「アンコントロール」
SAKI  MASUDA「冷たい光」
でおひでお「香水と角」
こひもともひこ「くてんのくのう」
柊「愛罠」
佐々木滲「成長痛」
芋幹「フクシュウ」
沼田ヤギヌ「MAXコーヒー」
鈴木春道「犬が邪魔」
京のふじ「時計職人」
三刀月ユキ「虹と夕焼けを作る実験」
ミムオ「鯖缶」

●エッセイ

佐々木貴子「編集中記」

●投稿詩佳作集Ⅱ

相原大輔「孤独な宇宙」
真夏あむ

「きみの残してくれたものはきみの温度に似ていて」
星野真奈「知らせないでください」
小沢浩太郎「妹」
真城六月「ノンフィクション」
おののもと「そうっと」
田村全子「シンゾウ ガ 青 ニ ナリマシタ」
井上正行「台所」
ひもがらみ「ストライプパジャマ」
椿堂義明「只の凡人族」
冬崎霧雪「おんなのこ」
関谷ヒイデズ「デバンのこと」
城 雨音「旅」
柿本慧こ「苦しみのオリジナリティ」
おもはゆ「夢物語」
裏路地ドクソ「釦」
神浦恵里香「自転車とお母さん」
稲田充宏「コロッケ」
弓 リツ

「十年経ってもきれいな服をあなたなら捨てますか?」
繭中舞百合「ひ」
水木なぎ「先生の名前はきみこ」
こやけまめ「りんごが痛い」
八番目の兎「声」
まつりぺきん「赤いおじいさん」
竹之内稔「人類総猫化計画」
宮原ねねこ「雨生」
竹井紫乙「世界のパン」
麦原アリノス「宛先のない置手紙」
容齊「愚かなり」
械冬弱虫「配られた人」
ののあままる「すてきなこと」
小宮正人「セイタカアワダチソウ」

●エッセイ

秋亜綺羅

「壁に残された過去の自分と舞踏する」

●投稿詩佳作集Ⅲ

宇井香夏「眼の水槽」
竹津健太郎「美容室」
妻咲邦香「航路」
mabo「貴女とカタルシス」
桃ヶ山心一朗「ちっちゃくくちべに」
大山いづみ「老いを生きる」
高橋克知「立ち話だけのデート」
日埜静香「朝の薄明かり」
翠巛怜。「青いパレット。」
千田美咲「同盟の輪」
月兎桜香「夜とかくれんぼ」
紗智「生きているからだ」
酉果らどん「カメレオン・マント」
こういち「シロツメクサ」
雨椎零「エナジードリンク」
みどうみつる「鍵」
七寒六温「母親という生き物」
桜井弓月「新・建国記念日」
露野うた「春の匂い」
檸檬「ペセタ硬貨」
たいらのら「記憶」
山羊アキミチ「桜に吠える」
藍真澄「ワームムーン」
すなまみれ「夢」
東京花束「鯉のぼり」
夢崎朔治「味覚の感情」
今夜うんの「小便小僧」
空蝉「親友」
田村穂隆「しじみ汁をつくる」
南雲薙「家庭ハイジャック左官サタン」
眞木西日「今日の動向」

執筆者

☆秋亜綺羅 (あき・あきら)
詩人。1951年生。宮城県在住。
詩集に『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)、『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)、『十二歳の少年は十七歳になった』 (思潮社・2021)など。エッセイ集に『言葉で世界を裏返せ! 』(土曜美術社出版販売・2017)。第22回丸山豊記念現代詩賞。

「ココア共和国」主宰。
 

☆佐々木貴子 (ささき・たかこ)

詩人。1970年生。宮城県在住。

2012年「詩とファンタジー」大賞。第26回詩と思想詩人賞。第7回びーぐるの新人。詩集『嘘の天ぷら』(土曜日術者出版販売・2018)にて第30回歴程新鋭賞。「ココア共和国」編集。​


☆秋吉久美子 (あきよし・くみこ)
俳優、歌手、詩人。1954年生。
『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。


☆いがらしみきお
漫画家。1955年生。宮城県在住。
『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』『3歳児くん』『かむろば村へ』『I』など多数。
日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。

☆野村喜和夫(のむら・きわお)
詩人。1951年生。東京都在住。
詩集『特性のない陽のもとに』(思潮社・1993)、『風の配分』(水声社・1999)、『難解な自転車』(思潮社・2012)、『薄明のサウダージ』(書肆山田・2019)など多数。
高見順賞、現代詩花椿賞、鮎川信夫賞、藤村記念歴程賞、現代詩人賞、大岡信賞。

☆森崎 葵(もりさき・あおい)

詩人。1989年生。愛知県在住。

第2回秋吉久美子賞受賞。​

☆木村キリコ(きむら・きりこ)
1976年生。滋賀県在住。
全日本児童音楽協会「第2回新しいこどものうた作詞コンクール」
審査員特別賞受賞。

☆藤野 栞(ふじの・しおり)詩人。2006年生。富山県在住。

第58回岐阜市文芸祭入選。第2回丸山薫「帆・ランプ・鷗」賞優秀賞。第8回YS賞受賞。

☆真土もく(まつち・もく)

詩人。2002年生。長野県在住。

第6回YS賞受賞。

☆滝本政博(たきもと・まさひろ)

詩人。1959年生。愛知県在住。

​第3回秋吉久美子賞受賞。

☆能美政通(のうみ・まさみち)

詩人。1980年生。秋田県在住。

第1回いがらしみきお賞受賞、第1回秋田県短詩型文芸大会詩部門入選。

☆伊藤テル(いとう・てる)

詩人。1987年生。新潟県在住。

第2回いがらしみきお賞受賞、第15回「1ページの絵本」入賞(古河市文学館主催)。

編集後記

 萌黄色が沁みる頃となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。お待たせしました。ココア共和国5月号の発行です。
 今号から秋亜綺羅が「投稿詩からの想い」ということで、これまで以上に投稿詩に対し、踏み込んだかたちで語っています。初回ということで、まず秋亜綺羅が投稿詩の選考基準について言及し、ココア共和国の方向性がさらに明確になりました。もしかしたら5月号は一度でもココアへ投稿された方、これから投稿しようと考えている方の必読の1冊になるのかもしれません。秋亜綺羅は簡単に述べたつもりのようですが、箇条書きになったそれらは、わたし自身が詩を書く者として、咄嗟に居住まいを正さなければ、と思うほどのものでした。実際、選考基準のことは常日頃、話し合ってきました。しかし、改めて選考基準を読み、俄然、もっと先に行きたい、いや、ココア共和国は次のステージに走り出したのだ、と確信しました。創刊から3年が経ちました。さらなる飛躍をご期待ください。
 詩のゲストは野村喜和夫。詩に興味ないから、という人でも野村喜和夫のことなら知っているでしょう。野村は今年3月に第4回大岡信賞を受賞したばかり。早速、ココア共和国に寄稿いただきました。言葉たちが詩の中でよろこんで駆けているのが分かります。
 続いて第8回YS賞を受賞した藤野栞、同じく第6回受賞者の真土もく、第3回秋吉久美子賞受賞の滝本政博、第1回いがらしみきお賞を受賞した能美政通の詩が並びます。ココア共和国にも新緑の風が吹いています。どこに連れて行ってくれるのでしょうね。楽しみです。
 招待エッセイには第2回秋吉久美子賞を受賞した森崎葵にお願いしました。無意識と詩の結び目が解かれる瞬間に、わたしたちを誘います。もうひとりは木村キリコ。詩に対する真摯な態度に、多くの読者が胸を打たれることでしょう。
 4コマ詩にはいがらしみきお、伊藤テル、佐々木貴子。そしてまほろばしじみが4コマ詩の投稿を。4コマ詩、盛り上がっていきそうですね(募集規程は前号の編集後記をお読みください)。
 今号も秋吉久美子といがらしみきおから、投稿詩への短評と「いいね」、齋藤貢からも「絶賛」を選んでもらっています。毎月、膨大な投稿詩の中から思い入れの強い「いいね」「絶賛」のそれぞれです。
 5月号、傑作集に44篇(4コマ詩を含む)、佳作集(電子本のみ所収)には97篇の詩が掲載になっています。15歳から78歳まで、幅広い年齢層から投稿いただきました。

​                         (佐々木貴子)

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