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マンボウくん

 

​月刊ココア共和国 (電子本&紙の本) について

☆​6月号☆ (2023.05.28)

月刊ココア2023年6月号

目次                     

●今月の1行

三波 並

​●招待詩


青木由弥子「飛行」
腹巻さしみ「ライオット」
菅沼きゅうり「バナナ・マジック」
森崎 葵「新しい命」

 

●招待エッセイ

河津聖恵「詩は不思議な生き物」
渋谷縷々子「生きているワケと言葉」

●詩

佐々木貴子「さがさないでください」

●6月号投稿詩人のみなさんへ
秋吉久美子
いがらしみきお

●投稿詩傑作集Ⅰ

ツチヤタカユキ「℃」
飛魚「寝転びたい」
阿呆木種「肉塊跡」
熊野ミツオ「ただの嘘」
三波 並「自己覚知の途上に」
香川 翔「溺愛」
柳花「新入部員」
近澤由茉「求婚のエチュード」
冬夜「夕暮れの町」
メンデルソン三保「向こう側の傷」
高橋克知「手品師をやめた」
風巻けんず「昔懐かしあの日と君は」
柊「星に願いを」
石田 諒「自発者」
渋谷縷々子「わたしの血」
北川 聖「現れた母」
千頭和みほ「生活の中のとりとめのない思案」

●4コマ詩

いがらしみきお「うぉんばっとがおじいさんにあいにくるどうがをみた」
伊藤テル「顔」
まほろばしじみ「出口」
佐々木貴子「心の中」

●投稿詩傑作集Ⅱ

アスフェリカル「線路」
染谷青吾「息するあいだ」
桃ヶ山心一朗「作られ得た世界」
佐倉 潮「たたむ、6月、つぐむ」
きむさん「雨のきりん」
械冬弱虫「森」
山羊アキミチ「否定」
松風純子「詩の音」
南雲薙「ペットボトリ」
温水空「透明な私」
こえちた「地球にハグ」
宇井香夏「天使無臭で嫌になっちゃう」
なとふむら「いいよ」
道森祐輔「ブンガクシャ」
こひもともひこ「言動」

●エッセイ

佐々木貴子「忘れる力」

 

●投稿詩傑作集Ⅲ

でおひでお「ブルー」
あさとよしや「言葉にならない」
笠原メイ「ホットミルクと耳かき」
高山京子「青空」
木崎善夫「AI社長・キイチロウの場合」
朱泪みね「若いで賞」
そらまめ「噂のAI」
茉莉亜・ショートパス「ビッグクランチ」
冬崎霧雪「ダンスホール」
小高功太「僕の投げたフリスビーが原因さ」
泊木空「金星平成エイリアン」
神崎 翔「reverse」
七草すずめ「死んだ詩のための墓」
ぺんぎん亭ぺんぎん「拝啓 貴女へ」

●投稿詩からの想い

秋亜綺羅

 あきは詩書工房では、2020年4月1日に月刊詩誌「ココア共和国」を創刊号として、フィックス版と紙の本で刊行しました。ゲストや編集同人による詩、エッセイなどを中心に、詩の理論と方法論を追究しています。

 また全国から詩の投稿を募集し、素敵な投稿作品をたくさん掲載していきます。

「ココア共和国」への投稿詩は同時に、2023年12月31日に締め切られる「第4回いがらしみきお賞」「第4回秋吉久美子賞」へ応募されたものとみなされます。20歳未満の方はそれらに加え「第9回YS賞」の3つの賞に応募したことになります。

 詩の投稿はこちらより。→

 「月刊ココア共和国」 電子本の発売は各ネット書店より。275円(税込)。ココア・ショップでもお求めになれます(PDFダウンロード版)。

 紙の本はココア・ショップまたはAmazonで販売しています。

 4月号は3賞受賞特集号となり990円(税込)。

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以下は電子版のみに収録 

●投稿詩佳作集Ⅰ

猫被りのアーモ「恐竜くんのお通り」
sai「法的処置により ACT1」
英田はるか「ネコのみい、テツガクに挑む」
ひなた「退屈な主人公」
湯村りす「つのきち」
ますこゆうり「自宅軟禁」
小宮正人「境界線」
竹津健太郎「バッターボックス症候群」
まつりぺきん「クレーンゲーム」
吉岡幸一「紫陽花の花が枯れる頃には」
水原月「パンゲア大陸を食べる」
渡来逢人「シング・ア・ソング」
関谷ヒイデズ「そんなモノ」
黒井けし「手紙」
蒼ノ下雷太郎「手紙」
西川真周「ジューン・ムーン・ソング」
boog「プレゼント」
矢代レイ「散歩」
小里京子「ドルシー」
手塚美沙子「おかあさんの手」
妻咲邦香「授賞式」
多利駄凛「齷齪」
翠巛怜。「昼の月。」
稲田充宏「僕は残るよ」
夜々「いちにち」
田村穂隆「ポトリー」
三舟いと「何度見たって君は猫 僕はヒト」
宇城春彦「スムースな旅」
大里柊平「文字の宇宙でつかまえて」
鈴花りさ「動物村中学校卒業式」
川嶋ゆーじ「アメンボの詩」

●エッセイ

佐々木貴子「父を思えば」

●投稿詩佳作集Ⅱ

田村全子「Pyrite 」
エキノコックス「意思」
佐藤咲生「夜の海岸沿いを歩く」
拾弐月葉太「世界が終わるとき」
風 守「異次元空間」
まちだちづる「散文詩風な奇想」
和本果子「蒸発」
田中傲岸「生死の境」
三刀月ユキ「あいにかえて」
蒼樹ほのお「どこがいいの?」
Li Kong「ケ」
澪沢 澪「細胞」
甘夏これ「花姉妹」
いせいすず「春に」
飛鳥ららら「毒蜘蛛」
石川ぼうず「精神科の受診日」
伊吹 一「レジ袋」
金森さかな「ghost world」
加藤万結子「胃袋を切る」
紫かおる「スピカ」
西宮ケイ「そだねー。」
木花なおこ「ガラスのエレベーターに乗って」
森谷流河「継ぎ接ぎ」
ユキノカケラ「誰かの忘れかた」
齋藤こもれび「屋上、夜風を浴び、ビールを片手に」
東京花束「大演説」
豊田和司「文学老人ホーム」
みたこ「遠回り」
板見谷諒汰「冬ふる」
琴森 戀「職務放棄」
竹井紫乙「信号はすべて青色」

●エッセイ

秋亜綺羅

「リセット・ボタンをはずしちゃえ」

●投稿詩佳作集Ⅲ

瀧 音吉「迎春」
酒部 朔「誰も知らない旋律」
詠凪 朴「捨煩玉」
煦々「高崎駅十一番ホームの可能性」
山内優花「象徴」
麦原アリノス「花とわたしたちと月の住む世界」
楸 眞弥「隣の生はあまりにも蒼い」
七草睦月「天使の独り言」
ぎんの・ザジ「亀の子」
栫伸太郎「けついあるいは正三角形」
くすりはみがき「発情」
角 朋美「幻想オークション」
高井俊博「時の陽炎」
高平 九「箱」
伽戸ミナ「僕は歩くのが遅い」
弓 リツ「おまえの毛」
加藤雄三「影」
夕空しづく「ラブソングの植民地」
眞谷実城「呪縛」
裏路地ドクソ「シーズ」
水木なぎ「バッグを贈る」
椿堂義明「泡沫の夢」
海上 弘「おちんちん」
赤井紫蘇「ツラカッタ山」
森下和真「タマタマさま」
雲野くじら「イチゴ狩り」
藤井ひろ「恐竜たちの声」

執筆者

☆秋亜綺羅 (あき・あきら)
詩人。1951年生。宮城県在住。
詩集に『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)、『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)、『十二歳の少年は十七歳になった』(思潮社・2021)など。エッセイ集に『言葉で世界を裏返せ! 』(土曜美術社出版販売・2017)。第22回丸山豊記念現代詩賞。

「ココア共和国」主宰。
 

☆佐々木貴子 (ささき・たかこ)

詩人。1970年生。宮城県在住。

2012年「詩とファンタジー」大賞。第26回詩と思想詩人賞。第7回びーぐるの新人。詩集『嘘の天ぷら』(土曜日術者出版販売・2018)にて第30回歴程新鋭賞。「ココア共和国」編集。​


☆秋吉久美子 (あきよし・くみこ)
俳優、歌手、詩人。1954年生。
『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。


☆いがらしみきお
漫画家。1955年生。宮城県在住。
『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』『3歳児くん』『かむろば村へ』『I』など多数。
日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。

☆青木由弥子あおき・ゆみこ)
詩人。1972年生。東京都在住。
詩集に『星を産んだ日』(土曜美術社出版販売・2017)、『しのばず』(土曜美術社版販売・2020)など。評論『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売・2023)。
第24回詩と思想新人賞、第23回小野十三郎賞特別賞受賞。

☆河津聖恵(かわづ・きよえ)
詩人、評論家。1961年生。京都府在住。
詩集に『夏の終わり』(ふらんす堂・1998)、『綵歌』(ふらんす堂・2022)など多数。詩論集に『「毒虫」詩論序説』(ふらんす堂・2020)など。
歴程新鋭賞、H 氏賞受賞、藤村記念歴程賞、日本詩人クラブ詩界賞、現代詩人賞受賞。

☆渋谷縷々子(しぶや・るるこ)
2005年生。東京都在住。

☆腹巻さしみ(はらまき・さしみ)
詩人。1983年生。神奈川県在住。
第3回いがらしみきお賞受賞。

☆菅沼きゅうり(すがぬま・きゅうり)
詩人。2002年生。新潟県在住。
第7回YS賞受賞。

☆森崎 葵(もりさき・あおい)
詩人。1989年生。愛知県在住。
第2回秋吉久美子賞受賞。

☆伊藤テル(いとう・てる)

詩人。1987年生。新潟県在住。

第2回いがらしみきお賞受賞、第15回「1ページの絵本」入賞(古河市文学館主催)。

編集後記

 ココア共和国6月号の発行です。そろそろ紫陽花が咲く季節。時には蝸牛になって、ゆっくり、新美南吉「デンデンムシノカナシミ」に想いを馳せてみたいものですね。ここしばらくの皆さまのセナカノカナシミの方はいかがでしょう。最近、蝸牛も見かけませんが。
 さて。5月号から始まった秋亜綺羅の「投稿詩からの想い」。皆さま、前号掲載のココア共和国の投稿詩選考基準を読まれましたか。6月号も引き続き、強烈です。「ココア共和国が何をしようとしているのか」が、寸分の迷いもなく語られています。もしかしたら、ここまではっきりと言及されていること自体に驚かれる方もいるかもしれません。でも、いいのです。潔くて何だかとっても気持ちがいい! ご一読ください。ココア共和国から目が離せないかも。
 6月号の詩のゲストは青木由弥子です。青木は評論『伊東静雄―戦時下の抒情』を上梓するなど、詩の世界を牽引し得る筆力と研究者としての顔を持ち合わせる、才能豊かな詩人です。今後もますます熱烈に詩壇を走り続けていくことでしょう。
 さらに第3回いがらしみきお賞を受賞した腹巻さしみ、第7回YS賞受賞の菅沼きゅうり、第2回秋吉久美子賞受賞者の森崎葵の詩が続きます。いずれも、これからの活躍が楽しみなココアの詩人たち。いっしょに飛躍していきたいですね。
 招待エッセイを河津聖恵にお願いしました。河津は詩集『綵歌』で第41回現代詩人賞を受賞(日本現代詩人会主催)。受賞式は6月4日㈰開催の「日本の詩祭2023」です。エッセイもすばらしく、詩に対する河津の姿勢に心が洗われます。もう一人は渋谷縷々子。言葉の暴力性を自分の言葉で語れる凄み。これを既に身に着けています。感涙のエッセイです。
 4コマ詩にはいがらしみきお、伊藤テル、佐々木貴子。今号もまほろばしじみが果敢に4コマ詩を投稿。「死ぬその時までは人生を一回通す」など、簡単には見逃せない詩行が織り込まれています。
 今号もありがたいことに秋吉久美子といがらしみきおから、投稿詩への短評と「いいね」、齋藤貢からも「絶賛」を選んでいただきました。
 6月号傑作集には47篇(4コマ詩投稿を含む)、佳作集(電子本のみ所収)に89篇の詩が掲載になっています。毎月の投稿を都道府県別に比較すると、東京都在住の投稿者が最も多く、続いて大阪、神奈川、埼玉、愛知、宮城の順なのですが、今回はいつもより北海道からの投稿が増えていました。不思議ですね。四国からの投稿は少ないですよ。

​                         (佐々木貴子)

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