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マンボウくん

 

​月刊ココア共和国 (電子本&紙の本) について

☆​5月号☆ (2024.5.1)

月刊ココア共和国2024年5月号表紙.jpg

目次                     

●今月の1行

三日月李衣

​●招待詩

木崎善夫「亜細亜の片隅で」
能美政通「き」
真土もく「マルチバース」
藤野 栞「第二章にて」
滝本政博「オセロゲーム」

●招待エッセイ

竹井紫乙「だから何なの」
吉岡幸一「私は蜜柑を食べた」

●詩

佐々木貴子「純粋病棟」

●5月号投稿詩人のみなさんへ
秋吉久美子
いがらしみきお

●投稿詩傑作集Ⅰ

吉岡幸一「雨蛙」
メンデルソン三保「マルリランカリ」
にし「102mm屈折式鏡筒」
空蝉「ちこちゃん」
紺野 真「春のゆめ」
小高功太「同級生の二宮君の読みたい本」
加藤万結子「ホヤ」
松たけ子「わたしのおねえちゃん」
高山京子「おっちゃん」
械冬弱虫「三十二、三あるいは四のいかすみへ」
魚谷 明「インタビュー」
野良丈二「海を走る電車」
椿堂義明「春風と少女」
金森さかな「ちょっとふしぎ」

●4コマ詩

いがらしみきお「ちゃいむ」
伊藤テル 「アカペラLIVE」
腹巻さしみ「新しい収納様式」
トウソクジン 「現代4コマ」
まほろばしじみ「天使と悪魔」
小林椰子「口内炎」
佐々木貴子「テスト」

●投稿詩傑作集Ⅱ

太田原豊「三輪車」
楸 眞弥「小麦の匂いのする君へ」
川嶋ゆーじ「未知との遭遇」
繭中舞百合「にんぎょう」
髙田良一「生きている骨」
宮原真希「床」
与理原奈那「海馬」
青木夕海「てのひら」
きむさん「空が痛い」
樋口 塁「あたたかいはるのひ」
新道絵馬「星系詩形JK」
高平 九「劇場から」
佐倉 潮「ことばの国 (後編)」
ミムオ「お願い」
坂本盟美「シン・人魚姫伝説」

​●エッセイ

佐々木貴子「家出する家がない①」

 

●投稿詩傑作集Ⅲ

田村全子「一生を手短に語ると」
桃口 優「ワクワク」
E「毒親との決別 その先へ」
でおひでお

「全ての始まりは学校の持ち物検査からだった」
佐藤由芽「生まれ変わり」
熊野ミツオ「寂しいユートピア」
青星百恵「私のウェディングドレス」
三日月李衣

「毎月一回ヘビーで憂鬱なメンタルと痛さ」
佐々木あさひ「前線の草花」
裏路地ドクソ「ラストプラネット」
花垣那美「すみれのアニス飴」
西村日和「海のある町」
雲野くじら「独りよがり」

●投稿詩からの想い

秋亜綺羅

 あきは詩書工房では、2020年4月1日に月刊詩誌「ココア共和国」を創刊号として、フィックス版と紙の本で刊行しました。ゲストや編集同人による詩、エッセイなどを中心に、詩の理論と方法論を追究しています。

 また全国から詩の投稿を募集し、素敵な投稿作品をたくさん掲載していきます。

「ココア共和国」への投稿詩は同時に、2024年12月31日に締め切られる「第5回いがらしみきお賞」「第5回秋吉久美子賞」へ応募されたものとみなされます。20歳未満の方はそれらに加え「第10回YS賞」の3つの賞に応募したことになります。

 詩の投稿はこちらより。→

 「月刊ココア共和国」 電子本の発売は各ネット書店より。275円(税込)。ココア・ショップでもお求めになれます(PDFダウンロード版)。

 紙の本はココア・ショップまたはAmazonで販売しています。

 4月号は3賞受賞特集号となり990円(税込)。

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執筆者

☆秋亜綺羅 (あき・あきら)
詩人。1951年生。宮城県在住。
詩集に『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)、『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)、『十二歳の少年は十七歳になった』(思潮社・2021)など。エッセイ集に『言葉で世界を裏返せ! 』(土曜美術社出版販売・2017)。第22回丸山豊記念現代詩賞。

「ココア共和国」主宰。
 

☆佐々木貴子 (ささき・たかこ)

詩人。1970年生。宮城県在住。

2012年やなせたかし責任編集「詩とファンタジー」詩部門大賞、第26回詩と思想詩人賞、第7回びーぐるの新人。詩集『嘘の天ぷら』(土曜美術社出版販売・2018)にて第30回歴程新鋭賞。

「ココア共和国」編集。​


☆秋吉久美子 (あきよし・くみこ)
俳優、歌手、詩人。1954年生。
『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。


☆いがらしみきお
漫画家。1955年生。宮城県在住。
『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』『3歳児くん』『かむろば村へ』『I』など多数。
日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。

☆竹井紫乙(たけい・しおと)
1970年生。大阪府在住。
日本現代詩人会第7回HP現代詩投稿欄「新人」選出。
句集に『菫橋』(港の人・2019)。
アンソロジー『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房・2020)。

☆吉岡幸一(よしおか・こういち)
1965年生。福岡県在住。
第6回永瀬清子現代詩賞、第55回詩人会議新人賞、第3回岡本弥太詩賞、令和5年度北原白秋生家記念財団賞、第7回日本詩人クラブ「新しい詩の声」優秀賞など、多数受賞。

詩集に『遮断開花』(私家版・2024)。


☆木崎善夫(きざき・よしお)
詩人。1969年生。大阪府在住。
2012年やなせたかし責任編集「詩とファンタジー」(かまくら春秋社)詩部門優秀賞受賞、月刊詩誌「詩人会議」2020年・2023年 投稿欄「自由のひろば」年間優秀作品表彰。
第4回秋吉久美子賞受賞。

☆能美政通(のうみ・まさみち)

詩人。1980年生。秋田県在住。

第1回いがらしみきお賞受賞、第1回秋田県短詩型文芸大会詩部門入選、未来屋54字の文学賞入賞。

☆真土もく(まつち・もく)

詩人。2002年生。長野県在住。

第6回YS賞受賞。

☆藤野 栞(ふじの・しおり)
詩人。2006年生。富山県在住。
第58回岐阜市文芸祭入選、
第2回丸山薫「帆・ランプ・鷗」賞優秀賞。
第8回YS賞受賞。

☆滝本政博(たきもと・まさひろ)

詩人。1959年生。愛知県在住。第3回秋吉久美子賞受賞。詩集に『エンプティチェア』(土曜美術社出版販売・2023)。​

☆伊藤テル(いとう・てる)

詩人。1987年生。新潟県在住。

第2回いがらしみきお賞受賞、第15回「1ページの絵本」入賞 。

☆腹巻さしみ(はらまき・さしみ)
詩人。1983年生。神奈川県在住。
第3回いがらしみきお賞受賞。

編集後記

 皆さま、お元気でいらっしゃいますか。ココア共和国5月号の発行です。早いもので受賞特集号の後は、桜前線も北上し、4月も中旬を過ぎました。
 桜の頃の抒情もよいですが、その直後の新緑の眩しさもたまらないですね。街を闊歩する人たちも、それに合わせて春の装い。春のリズムで歩いているのでしょうか。見渡すと、新入社員とおぼしきスーツ姿の人たちの昼休みにこぼれる笑みに、夜のスーパーで牛乳コーナーの前に棒立ちになっている学生に、さらには歓迎会の後にふたりで歩くサラリーマンの背中に、もう、始まっている、眩しく芽吹いていると感じます。そう、わたしたち自身がまるで春の一部のようにです。ぜひ、春の日差しの中、このココア共和国5月号、ゴールデンウィークを過ごす皆さまのお供として、ステキなカフェや公園で、あるいは帰省する電車の中での読み物として、外に連れ出してもらえたら嬉しいです。
 5月号の招待詩は木崎善夫、能美政通、真土もく、藤野栞、滝本政博の5名。ココアを代表する詩人たちの作品が続きます。今号から第4回秋吉久美子賞を受賞した木崎善夫にも早速、寄稿してもらいました。隔月で登場する受賞者たちの作品、今後も見逃せないですよ。また各々が自らを超えようとする姿勢は潔く、わたしも学ばせてもらっています。
 招待エッセイを竹井紫乙と吉岡幸一にお願いしました。ココアの読者であれば、両者ともに優れた詩の書き手であることは、作品をとおしてご存知ですよね。個人的には詩を書く人が、そのまま文章を書くことに通じているかというと、必ずしもそうではないと思っているのですが、ありがたいことに、ココアに書いてくださる方のほとんどが優れた詩論を展開してくださるので、これには毎回、歓喜しています。5月号の竹井紫乙、吉岡幸一、ともに深いです。このエッセイを読んで、思わず覚醒してしまう人も多いことでしょう。
 4コマ詩はいがらしみきお、伊藤テル、腹巻さしみ、佐々木貴子。4コマ詩の投稿はトウソクジン、まほろばしじみ、小林椰子と、豪華に炸裂! 今では当たり前に「4コマ詩」と言い、常連の4コマ詩投稿者も登場して、あたかもそれ以外ないかのように、創刊当時から4コマ詩と呼ばれるものが掲載になっていますが、これはココア共和国にとっても、初の試みだったわけです。しかも、4コマ詩宣言もしたのです。ん? そういえば、創刊50号です! 何か、お祝いをしなくてもいいのでしょうか。
 今号も秋吉久美子といがらしみきおから投稿詩への短評と「いいね」、齋藤貢からも「絶賛」を選んでいただいています。傑作集には45篇(4コマ詩投稿を含む)、佳作集(電子本のみ所収)に90篇の詩が掲載となりました。なお前号でお知らせしたとおり、3賞の公募は1月1日から始まっています。投稿詩のデータ不備や投稿フォームの必須項目に正しく記載がなかった場合には作品受理していないので、よく確認してから投稿をお願いします。
 秋亜綺羅「投稿詩からの想い」、言うまでもなく(?)、読み応えがあります。AIを使った詩の是非に始まり、さらには価値観の変容過程をミニスカートの流行を例に言及! もちろん詩評が中心です。つまり5月号は秋亜綺羅のいわゆる「引き出し」を開ける作品が多かったということでしょう。それからいつも思うのですが、この「投稿詩からの想い」をできるだけ多くの人に、丁寧に読んで欲しいです。詩と詩的の違い、概念の飛躍から破綻について、簡潔に、しかも正確に述べる詩人はそう多くないのです。その観点から言っても、実は秋亜綺羅は詩の未来を拓く、極めて珍しい貴重な視点を毎回、提示していると思います。嘘かどうか、確かめてみてね。

 毎月の投稿、期待しています。  

(佐々木貴子)

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2020年 ココア共和国8月号

2020年 ココア共和国7月号

2020年 ココア共和国6月号

2020年 ココア共和国5月号

​2020年 ココア共和国4月創刊号

以下は電子版のみに収録 

●投稿詩佳作集Ⅰ

笠原メイ「残骸」
福富ぶぶ「排水溝」
夜明けごとに透明になる

「てんとう虫と青いアネモネ」
入山夜鷸「さかな」
渋谷縷々子「自愛」
浦名 蝉「ばかさかば」
宮園伊雪「君の空」
入間しゅか「心臓の眠り」
蒼ノ下雷太郎「どくろくおん」
多芭魂「《Kindergarten》」
麦原アリノス「混ざりあう独居」
化野道夢「蔓を切る」
大野美波「なんにも考えなしに」
みたこ「痛み」
こひもともひこ「サクランビ」
刹那由多「東京2034」
みやもとあいり「たどりついた」
そとねこ「おくりびと #9910」
安曇晋作「R15+」
水草まくら「アニサキスの恋」
七寒六温「ひつじひつじ」
貴田雄介「踏み絵」
夕空しづく「検索履歴」
港傘食堂「鮭を焼く」
酒部 朔「マリーマリー」
山羊アキミチ「征服」
あち「ちょっと多め」
秋山青生

無力さを抱きしめて(南三陸町における活動記録)
mumi「反射望遠鏡」

●エッセイ

佐々木貴子「言葉から言葉へ」

●投稿詩佳作集Ⅱ

池田玲亜「終わらない」
浅葱 雨「コーヒー」
紫色の地底人「ステーキ」
矢代レイ「冬の川」
風 守「忘れられたモノ」
白夜るりえ「私のドラえもん」
大野博司「彩り」
空白「灰簾石」
文雨伽奈「プラネタリウム」
益山弘太郎「或る 夏の日の人生」
響きょう「幸運は謝罪をしない」
スオシ「朝露の狩人」
ウロタンケツ・ケタ「山崎」
森林梢「僕をいじめた子が死ぬ妄想」
池戸則子「2カ月経ちました」
柳沢 進「幸福と利他の国」
山田ナミオ「見えない痛み 見せない痛み」
まったりねずみ「思い出たち」
石川ぼうず「「ありがとう」のない人生」
ももとら「本当の住人」
おおはらゆうき「備忘録」
嶋崎迅平「奥歯」
荒木章太郎「皮を持つ」
川尻かほ「パズルゲーム」
松井「作者不明の絵画」
ユキノカケラ「スポーツカー」
萩ならて「なきむし」
コトリツグミ「さがしもの」
深田界人「えんぴつ」
梶谷俊朗「告解」

●エッセイ

秋亜綺羅「自爆テロ犯の命の重さと1票の重み」

●投稿詩佳作集Ⅲ

中村有史「アンニャ ホンニャ ハプニーカ」
結木うい「天地開闢」
那須茄子「アイスブルー」
琴森 戀「あなたと死別して」
あさとよしや「散髪」
平松秀章「天気予報士の反省文」
新肉じゃが「帰りのバス」
紗智「三月の手紙」
杉本啓一「崖の岸」
花畑むぎこ「I love me」
南崎実穂「生け簀の中の鯛」
山雀ぐり「夕陽の勇者」
なかむらかほ「なぜ」
秤屋ひとみ「隕石」
佐藤咲生「金曜の夜に」
近藤太一「笑顔」
泣く人「耳を触る」
中川原すべり「異国の家族」
waratuti「ぼく」
眞谷実城「樹海の幻」
雨語入門「レモン教授」
紙嶋かつ仁「四月生まれ」
宮城 誠「キャッチボール中の逡巡」
弓 リツ「数寄屋門」
桜井弓月「三月のリボン」
澁田 粋「茫漠」
久田高一「偶然」
あきふかむ「ゆらゆら」
桃川 夕「みっつぶん」
村田活彦「電気」
十二月葉太「不在」
近澤由茉「脊椎がオパールになるまで」

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