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月刊ココア共和国 (電子本&紙の本) について☆​6月号☆ (2025.06.01)

月刊ココア共和国2025年6月号

 あきは詩書工房では、2020年4月1日に月刊詩誌「ココア共和国」を創刊号として、フィックス版と紙の本で刊行しました。ゲストや編集同人による詩、エッセイなどを中心に、詩の理論と方法論を追究しています。また全国から詩の投稿を募集し、素敵な投稿作品をたくさん掲載していきます。

「ココア共和国」への投稿詩は同時に、2025年12月31日に締め切られる「第6回いがらしみきお賞」「第6回秋吉久美子賞」へ応募されたものとみなされます。20歳未満の方はそれらに加え「第11回YS賞」の3つの賞に応募したことになります。


 紙の本は770円(税込)。ココア・ショップまたはAmazonで販売しています。

 4月号は3賞受賞特集号となり990円(税込)。



目次


今月の1行

あさとよしや


●招待詩

渡辺めぐみ 「夜明けを待って」


●長篇詩

腹巻さしみ 「移動」


●招待エッセイ

広瀬大志 「未知との遭遇やインディー・ジョーンズは詩人の映画である 」

揺籃 歌 「ほとんど祈り」


●6月号投稿詩人の皆さんへ

秋吉久美子

いがらしみきお


●傑作集Ⅰ

揺籃 歌 「ウケる笑」

むきむきあかちゃん 「イブ Pt.2」

箭田儀一 「おでんの大根」

高平 九 「優しさの法則」

ツチヤタカユキ 「黒猫feat.最終兵器による、全てが美しい世界」

あさとよしや 「極楽めぐりオプショナルツアー【自由選択不可】」

能美政通 「どうすれば詩が書けるかを尋ねると『思うままに』と先生は言う」

木崎善夫 「カテイの医学」

岩佐 聡 「肉筆」

藍原センシ 「概念擬人化のパラドックス」

菅沼亜由美 「正論の針」

青星百恵 「ありがとうさん」

みたこ 「秘密」

でおひでお 「人間そっくり」

花野ひろ美 「疑問」


●4コマ詩

いがらしみきお 「くもひとで」

トウソクジン 「マクロ」

まほろばしじみ 「リミット」

雀100 「2=4=5=7」

瀧 音吉 「伝承遊び(JSA推奨)」

佐々木貴子 「雨」


●傑作集Ⅱ

西川真周 「回送電車ヒッチハイク」

松本 徹 「僕と君の相対性理論」

砂歩 吟 「とある善良な少年のスピーチ」

渋谷縷々子 「ある夕方のこと」

たけしたゆみ 「ごく自然に」

笠原メイ 「猫男爵」

ぺんぎん亭ぺんぎん 「花と私」

メンデルソン三保 「ジグソーパズル」

才木イチロウ 「鍵」

翠羽 「不味い夢」

あきふかむ 「糸電話」

雲野くじら 「脆さについて」

松井 「白い朝顔」

夢崎朔治 「窓ガラス」

ユキノカケラ 「おめでとう」


●リレーエッセイ

ツチヤタカユキ 「これが私の全く興味の無いことです」


●傑作集Ⅲ

三刀月ユキ 「天動説」

自由一花 「100人いる」

七瀬 「心臓とぼく」

たいらのら 「荒野」

吉岡幸一 「父と子の花見」

藤原 実 「たそがれ」

なかむらかほ 「青い鳥」

街口ねず 「美肌加工」

佐藤ノア 「玉ねぎと勇気」

工藤哲椰 「片思いの夢かけら」

ルキア 「とある生物との日常」

新開アザミ 「Dancing 男子!」

織田龍磨 「説明責任」

スーパーアイス 「ことば」

伊藤テル 「ドミリさんは掲げられたい」

きむさん 「ちょうどいい言葉」

宮せつ湖 「金魚をしょって」


●投稿詩からの想い

秋亜綺羅



以下は電子版のみに収録 


●佳作集Ⅰ

椿堂義明 「元気の正体」

水木なぎ 「水族館」

柊 「貧困」

澪沢 澪 「ガーデニング」

オオサキヒロヒト 「帰宅」

林 やは 「きっと」

雛森しおん 「透明の日々」

杉本 順 「むごんのあつりょく」

とりいじじ 「僕は ビー玉」

桃口 優 「ニューワールド」

百野虎子 「魅せられて」

大島弥子 「ハリネズミのジレンマ」

加藤水玉 「第五紀氷河期」

蝸牛 「凸凹」

蒼ノ下雷太郎 「蒼ノ下雷太郎」

川嶋ゆーじ 「お片づけ」

永井典花 「靴擦れの跡」

早田悠一郎 「予感」

池田和緒 「舞台」

砂菜 「君のせい」

金森さかな 「記憶の遺品」

妻咲邦香 「目眩色」

英田はるか 「死語の世界①」

夜野雨 「けしき」

たかはしまっく 「イスタンブールで風になれ」

星野かえ 「月末の旅」

蒼井 狐 「諧謔、愛。」


●エッセイ

佐々木貴子 「出張、ココア共和国」


●佳作集Ⅱ

藤井ひろ 「もっと脱いで」

西岡 泉 「空の雲の手入れをした」

川下りか 「パンに耳があるなら」

小笠原啓太 「たましいにも」

夕空しづく 「湖底」

矢代レイ 「友」

岩下真理華 「仮面の微笑」

山根もなか 「まだ名前を持たない本」

大野美波 「桜(メタル版)」

太田ユミ子 「あなたは、わたし」

ありとおる 「うつわ」

朝紀革命 「忘却の詩」

虹乃ノラン 「控えめに、たたみかける自嘲」

向川 石 「五時の鐘の音で帰りたい」

楠木静梨 「私が居るのと違うこと」

タロウ 「釣り堀にて」

田中傲岸 「鉄格子と俗説」

文雨伽奈 「桜短し歩け酔い止め」

多賀嶋 「我ら、ウインカー」

七海独 「嘘、」

月森うさこ 「木乃伊」

ダンゴムシ 「クソ喰らえ春、また明日」

宇里宙実 「地図の細道」

島崎アツヒロ 「ドカジャンファミリー」

綿屋 光 「言葉の森」

若月 「ホントの私」

くさの 「とある日の昼頃を追想する」

池戸則子 「受け入れること」


●エッセイ

秋亜綺羅 「当選証書がある日突然やって来る」


●佳作集Ⅲ

綾瀬 紫 「怒られ人生」

一森キティ 「ニューヨーク、33丁目&一番街のスタバにて」

西 瓜 「僕が消えた夜」

芳賀匡基 「光る宇宙」

芳賀 菫 「見ているだけ」

ウロタンケツ・ケタ 「公道」

まったりねずみ 「絵具」

青葉夜 「青春」

六日世迷 「でっかい愛のフォント」

夏野りら 「空の装丁」

田村全子 「陽光」

てづかみさこ 「ひとり…じゃない」

はぎわらつみき 「春」

美咲るえ 「ホントノボクら」

逃避行 「放火魔」

佐伯千夏 「今だけ これだけ 貴女だけ」

菅原響 「だーくまたーとはこどくのこと」

麦原アリノス 「あのひとの部屋」

秋野なるみ 「ゆびきり」

佐倉 潮 「DOOM Ⅱ」

じんときあ 「かぐや」

トウソクジン 「脈動」

繭中舞百合 「ちいさなクジラ」

やならいや 「パリにハル」

七寒六温 「凸"凸"凸"」

中川みどり 「かたつむり」

遠藤健人 「丸呑み」


●秋亜綺羅写真館


●編集後記

佐々木貴子



編集後記


 皆様、お元気でお過ごしでしょうか。お待たせしました。ココア共和国6月号の発行

です。

 一応、ちょうど今が新緑の頃のはずですが今年も〝緑が目に眩しい〟という時季は一瞬で、暑さの厳しい夏が待ち構えているようですね。それどころか2025年も振り返れば、既に上半期が……。ココア共和国編集室に貼られた半年先分のカレンダーを二度見、三度見するのですが、不思議なもので、どのように頑張っても2022年くらいを生きている心境なのでした。しかも50代の身体に子ども用エンジンが搭載されているようで、良くも悪くも毎日が単調にはならず、予想だにしない出来事の連続を強引に〝日常〟と呼んでいるだけのように思えます。

 その延長上、というわけでもないですが、先日は日本詩人クラブ「福島大会」に参加するため、いわき市に行ってきました。何と! 福島大会に「秋吉久美子&齋藤貢」というココア共和国にとって、これ以上にないスペシャルなお二人が詩人クラブの大会に登壇するということで、急遽、わたくしがココア共和国を代表し、いわきへ向かいました。それがもう、今も興奮冷めやらずという心境で、早速、福島大会のレポートを6月号の電子版「嘘八百夜」にて、ココアの読者の皆様にご報告することにしました。充実の福島大会の模様、ご一読くださいね。

 今号の詩のゲストは渡辺めぐみ。以前にも渡辺めぐみに詩の執筆をお願いしているので、ご存知の方も多いことでしょう。詩壇を牽引する筆力で常に頭角を現してきた詩人です。今回は江代充氏への追悼の想いを込めた作品を寄稿していただきました。

 長篇詩に第3回いがらしみきお賞を受賞した腹巻さしみが登場です。きっと、腹巻さしみファンは思わず、歓喜してしまうのではないでしょうか。果敢にも4コマ詩も組み込んでの意欲的な作品です!

 招待エッセイを広瀬大志にお願いしました。広瀬は2023年に刊行された詩集『毒猫』で第2回西脇順三郎賞を受賞している詩人です。特に今年の日本現代詩人会の新年会で広瀬が講演した現代詩ゼミナール「Magical Mystery Poetry」は明解かつ大胆。また詩情を丁寧に扱う繊細な視点が随所に垣間見られるなど、非常に興味深く、このたびココアに執筆していただきました。

 ココアからはエッセイを揺籃歌にお願いしました。詩を綴ることが必ずしも自己完結ではなく、他者へと開かれていこうとする、書き手としての根源的な想いが見事に結実したエッセイです。揺籃歌の想いが可能性を引き寄せ、自ずとその才能を開花させるのだろうと思わずにはいられません。

 4コマ詩には、いがらしみきお、トウソクジン、佐々木貴子。4コマ詩の投稿に、まほろばしじみ、雀100、瀧音吉が続きます。前号で告知したとおり、4コマ詩の募集が始まりました。詳細はココア共和国ホームページをご覧くださいね。詩の投稿と4コマ詩の投稿、毎月1篇ずつ投稿できるようになりました! 4コマ詩の投稿も、ぜひどうぞ。

 6月号も秋吉久美子、いがらしみきおから投稿詩への短評と「いいね」、福島大会の準備で多忙だったと思われる齋藤貢からも「絶賛」を選んでもらっています。傑作集には50篇(4コマ詩投稿を含む)、佳作集に90篇の詩が掲載になりました(電子版のみ所収)。投稿数がさらに増え、いよいよ詩の歴史に一石を投じるどころではなくなってきたのかも。

 リレーエッセイは、前号の京のふじからのご指名でツチヤタカユキ。京のふじがツチヤに託したエッセイのタイトルは「これが私の全く興味の無いことです」。これは何としてでも読まなければなりませんね。

 今号の秋亜綺羅の「投稿詩からの想い」は、特に詩論・名言が多く、6月号は付箋を貼ってでも読んでおきたい箇所が幾つもあります。読者の期待以上のことが普通に分かりやすく書いてあるので、少しでも詩に興味のある方、詩人って何? と思っている方は必読だと言っても過言ではありません。

 毎月の投稿、期待しています。 

 (佐々木貴子)



執筆者


☆秋亜綺羅(あき・あきら)

詩人。1951年生。宮城県在住。

詩集に『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)、『十二歳の少年は十七歳に

なった』(思潮社・2021)など。エッセイ集に『言葉で世界を裏返せ!』(土曜美術社出版販売・2017)。第22回丸山豊記念現代詩賞。

「ココア共和国」主宰。


☆佐々木貴子(ささき・たかこ)

詩人。1970年生。宮城県在住。

2012年やなせたかし責任編集「詩とファンタジー」詩部門大賞、第26回詩と思想新人賞、第7回びーぐるの新人。詩集『嘘の天ぷら』(土曜美術社出版販売・2018)にて第30回歴程新鋭賞。

「ココア共和国」編集。


☆秋吉久美子(あきよし・くみこ)

俳優、歌手、詩人。1954年生。

『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。


☆いがらしみきお

漫画家。1955年生。宮城県在住。

『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』

『3歳児くん』『かむろば村へ』『Ⅰ』など多数。

日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。


☆渡辺めぐみ(わたなべ・めぐみ)

詩人。1965年生。東京都在住。

詩集に『光の果て』(思潮社・2006)、『内在地』(思潮社・2010)、『ルオーのキリストの涙まで』(思潮社・2014)、『昼の岸』(思潮社・2019)など多数。

前橋文学館賞、日本詩人クラブ新人賞、日本詩歌句大賞受賞ほか。


☆腹巻さしみ(はらまき・さしみ)

詩人。1983年生。神奈川県在住。

第3回いがらしみきお賞受賞。


☆広瀬大志(ひろせ・たいし)

詩人。1960年生。埼玉県在住。

詩集に『激しい黒』(思潮社・2013)、『魔的』(思潮社・2017)など多数。

『毒猫』(ライトバース出版 ・2023)にて第2回西脇順三郎賞受賞。

豊崎由美・共著『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!』(思潮社・2024)。


☆揺籃 歌(ようらん・うた)

2005年生。福岡県在住。


☆トウソクジン

1997年生。埼玉県在住。


☆ツチヤタカユキ

小説家、バックパッカー、落語作家、劇作家、演出家。1988年生。大阪府在住。

2019年度新作落語台本発表落語会(落語協会主催)にて創作落語「最悪結婚式」佳作。

著書に『笑いのカイブツ』(文芸春秋・2017)、『オカンといっしょ』(文芸春秋・2019)など。青春私小説『笑いのカイブツ』は映画化され2024年に公開。​




 
 

ここはどこだ。ここはココア共和国。きょうはここらでココアにしよう。

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一般財団法人

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