季刊 ココア共和国vol.21

季刊 ココア共和国vol.21

¥550価格

詩人・秋亜綺羅による

個人季刊誌第21号。



今号は4名のゲストをお招きしました。
佐々木貴子には、小詩集をお願いしました。わたしは昨年1年間、月刊「詩と思想」の投稿欄選者をしていて、そこで佐々木を知ることになりました。
佐々木貴子は詩のひとつひとつに、独自の世界を作り込んでいきます。これらは現実ではないようで、実は、日常よりもほんとうの現実、劇的なる現実なのかもしれません。
スケールが大きく、レトリックというより、ロジックが重層にあり、巧みですよね。それなのに計算づくというわけでもなく、佐々木の揺れるこころが、世界を揺るがしています。
こんな才能を、今までどうして知る機会がなかったのだろう。とにかく読んでほしい。どんなもんだ! といった感じです。

中山俊一には歌集を送ってもらい、ひとめぼれしたのでした。
たっぷり短歌を書いてもらいました。この実験的な志向とひらめきは、愉快です。
中山は映画人としても大活躍で、若い才能はどこに飛翔していくのか、期待するばかりです。
最新鋭の若い歌人たちは、短歌の世界を書きかえようという勢いです。中山俊一はその先端で、現代短歌を進化させ続けてくれるでしょう。現在の詩の状況を考えれば、ちょっとうらやましい。

橋本シオンは特別出演! というのは、まだ内緒ですが、橋本シオン詩集を準備中なのです。あきは書館から、です。予告篇というわけじゃないけれど、その中から1篇、もらったのでした。
あいかわらずの、いささかふてくされた呼吸が魅力ですね。スピードも、フットワークもある。
橋本シオンといえば散文詩、と思っている読者も多いかも。内緒だけれど(内緒が2度も?)新詩集では、長編書下ろしの行わけ詩を制作中だよん。

藤川みちるは女優、劇作家、演出家、ついでに詩人。昨年度の「詩と思想」投稿欄最優秀になっています。
藤川みちるの演劇では、小道具のナイフなども、本物を用います。舞台上で思わず? ほんものの血を流すことがありますが、観客のほとんどは血のりだと思っています。
藤川の詩のことばも、読者には気づかれないところで、凶器として磨かれている可能性があります。

秋亜綺羅は、短い詩を1篇。
それから、週刊「ビル新聞」(ビル新聞社)という業界紙に、春まで連載させてもらったエッセイを再掲載。「ビル」 とは関係なく、なんでも書いてくださいということで、まぁ書きたい放題ですな。季刊「ココア共和国」への併載の許可を得ています。

 

 

著者について

♪中山俊一=歌人。1992年生。東京都在住。
歌集に『水銀飛行』(書肆侃侃房・2016)。
映画監督としてUFPFF国際平和映像祭2012入選、
脚本家として第19回水戸短編映像祭グランプリなど。

♪佐々木貴子=詩人、学校教育学博士。1970年生。山梨県在住。
詩とファンタジー賞2011-2012詩部門大賞。
「詩と思想」現代詩の新鋭。

♪橋本シオン=詩人。小説家。1989年生。東京都在住。
詩集に『ep.』(Kindle・2014)。
ツイッター@inu_crabなどで発信。
白鳥省吾賞。「詩と思想」現代詩の新鋭。

♪藤川みちる=俳優。詩人。1991年生。仙台市在住。
劇団みちるcafe主宰。
YS賞、「詩と思想」読者投稿欄・最優秀。

♪秋亜綺羅=詩人。1951年生。仙台市在住。
名まえは、40年まえ高校生のとき、寺山修司がつけてくれたもの。
角川文庫の「書を捨てよ、町へ出よう」(寺山修司)に、
ハイティーン時代に書いた詩「百行書きたい」が載っている。
詩集『海! ひっくり返れ! おきあがりこぼし! 』(1971年)。
『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)。
『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)。
丸山豊記念現代詩賞。

  • 季刊 ココア共和国vol.21

    雑誌: 64ページ

    出版社: あきは書館 (2017/8/1)

    言語: 日本語

    ISBN-10: 4904391373

    ISBN-13: 978-4904391372

    発売日: 2017/8/1

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